ElSalvador<エルサルバドル>
Cuzcachapa農協(クスカチャパ農協)
幅広いアイテムを取り扱うエルサルバドルでも指折りの農協
エルサルバドル最西端の県、アウアチャパン県に所在する農協。一般品からCOE(コーヒーの品評会Cup of Excellence)入賞コーヒーに至るまで、様々なコーヒーを取り扱っています。
その中の1つがバードフレンドリー®認証コーヒー。クスカチャパという名前の由来は、近郊の湖が昔『クスカチャパ湖』と呼ばれていた為とのこと。
エルサルバドルではさび病(コーヒーの病気の一種で、光合成が出来なくなり葉が枯れ落ちる)の被害が深刻で廃業せざるを得ない農家も多かったものの、同農協では生産指導等を行う事で生産量回復を目指しています。
- BF®生産農園数
- :16農園
- 収穫時期
- :10月-3月
- 生産量
- :3,800袋/69kg
- BF®生産量
- :2,790袋/69kg
- 標高
- :900m-1,450m
El Oasis農園
農園内に湧水がある事からオアシス農園と名付けられました。
視察時(2017年2月)の印象として、さび病被害が至る所で見られました。回復までにはもう少し時間が掛かるかもしれない農園ですが、園内からは鳥のさえずりが聞こえ、自然林の中で栽培されている農園だと再認識する事が出来ます。
- 農園主
- :Hernesto Lima氏(エルネスト・リマ氏)
- 所在地
- :アウアチャパン県アタカ地区
- 品種
- :ブルボン種25%、カティモール種・サルチモール種35%、カツーラ種35%、その他5%
- 標高
- :1,000-1,350m
- 収穫量
- :400袋/69kg(2016/17crop)
- 栽培面積
- :80ha
- 収穫時期
- :12月下旬~1月中旬
- 気温
- :18~33℃
- 降水量
- :2,500mm(平均2,000mm)
La Montana農園
10年前に現在の農園主が始めた農園。El Oasis農園は太平洋側に面した農園ですが、同農園は山を越えた場所にあるので同じ地域でも気候は異なります。 驚いたのは、コーヒーツリーの葉に鳥の糞が見られたこと。
- 農園主
- :Carlos Riera氏(カルロス・リエラ氏)
- 所在地
- :アウアチャパン県アタカ地区
- 標高
- :1,100-1,350m
- 栽培面積
- :157ha
- 品種
- :カティモール種50%、ブルボン種25%、カトゥーラ種25%
- 収穫量
- :1,000袋/69kg(2016/17crop)
- 気温
- :14~32℃
- 降雨量
- :2,500mm
- 開花時期
- :3‐4月頃
San Jose農園
100年以上続く伝統的な農家。コーヒーツリーは平地に植えられており、勾配は緩やか。
高いシェードツリーが多く点在しており、目視でも多くの鳥を確認する事が出来ます。
- 農園主
- :Jaime Reira氏(ジェイミー・リエラ氏)
- 所在地
- :アウアチャパン県アティキサヤ地区(Santa Ana県とAhuachapán県の中間に所在)
- 標高
- :830-1,100m
- 収穫量
- :350袋/69kg(2016/17crop)
- 品種
- :ハイブリット種(カティモール、サルチモール)80%以上
ブルボン種・カツーラ種・カツアイ種20%以下 - 降雨量
- :2,800mm
- 気温
- :20〜35℃